3月22日までの緊急事態宣言が明けた翌23日。
ビックサイトで春のファッションワールドに行ってきました。
前回秋に行ったから大体のようすはわかってましたが、今回は来客数が多くて、
こちらは新しい生地素材の情報収集と思っているのに、ブーススタッフさんは商談全開モードで話が合わない。
お忙しいだろうから、簡潔に質問して話を終わらせて失礼することが多かったです。
サステナブルコーナーの三井物産の展示がすごくわかりやすかったのと、同じ並びにあった日本真田帽子のレトロミシンが良かったです。
レトロといっても現役のミシンで、メーカーのサービスが終了してしまっているから、手に入るものは全て買い集めているとのこと。
そこまでしてこのミシンのどこがいいんですか? と素人の素朴な質問を尋ねたら、
下糸がなくチェーンのように縫っていくミシンで、通常の下糸があるミシンより柔らかく縫える。
そのため、しなやかだから緩いカーブが作れること、かぶったときもかぶりやすい帽子ができるとのこと。
お客様に良い品物を届けたい思いで、ミシン探しに奔走しているそうです。良い会社だなと思いました。
サステナブルという点では、ダウン、羊毛、綿、ポリエステルなど、着なくなった衣類や裁断くずをまた服の生地に再利用すること、
植物性繊維(バナナ、和紙、桐、等々)を衣類に使うなどの展示がありました。
どちらも、生地が弱いから補強用の糸を足しているとのこと。
サステナブル素材の糸には、引張れば切れるものもあり、たしかに普通の糸と比べて強度が不足していると感じました。
クリーニングでは、どうやって見極めてお客様に理解してもらい、どうやって洗うか、サステナブル社会が浸透する先には課題があるなぁと感じました。