熊本地震の後、うちは電気は通っていたので、スマホでSNSを通じてこちらの様子を連絡したり、近くの被害状況を知ることができました。
その一方で、水道がストップしていて、飲み水なし、トイレを流す水なし、お風呂に入れずだったので、半日もたたないうちに水が欲しくなりました。
散歩していた時にすれちがった成人男性が、飲みかけの緑色したメロンソーダーのペットボトルを手にしていて、この緊急事態になんであんなの飲んでるのかな?? と思ったのですが、
他に飲むものがないのか。。。とはっとしました。
通りすがりの自販機も水や普通の飲み物は全部売り切れで、売れ残っていたのはメロンソーダくらいだったのです。
となると、わが家の水も入手困難か。。。いよいよ避難所に行こうか。。。と思いながら散歩を続けていたら、
なんと、家の近くで道路が濡れている場所があって、私営福祉センタ―の駐車場の水道に、『地下水です。ご自由にどうぞ』と書かれたメモを発見!!!
急いで家にかえって、空のペットボトルやボールを持って水をもらいました。本当にありがたかった。
熊本の地下水は阿蘇山の湧水なので、美味しいんです。近くで水がもらえる事がわかったから、水のために避難所に行く必要はなくなりました。
その翌日は、熊本市から少し離れた山鹿市の温泉『さくらの湯』に入ってさっぱりし、近所のファミマで2Lペットボルトの水も安く買えるようになり、
さらに翌日には水道も復旧して、止まっていたプロパンガスも電話で復帰方法を教えてもらいながらライフラインが完全復帰しました。
熊本市の場合ですが、水道のストップは、破裂した水道管のせいで供給が追い付かないため、
市民から破裂した水道管を見たら水道局に連絡するよう案内があり、わたしも散歩の途中で見つけた場所をメールで通知しました。
水道局の近くから順に水道を通して、破裂した水道管を直しつつ、徐々に供給エリアを広げるように復帰しました。
熊本地震は地下直下型地震だったけど、関東でも同じ地震が起こる可能性がるときいたことがあります。
もしも今住んでる関東で地震がおきたら、地盤沈下がいたるところでおこって電柱が傾き停電すると思う。
水道が止まったら、地下水をもらえる場所はないし、コンビニに一日並んでも水は買えないと思う。
水がなければガスの出番はなし。
温泉に入るとしたら、どこまでいっても列ができていると思う。
3年間の熊本生活なのに、運悪く大地震にあったけど、自宅に被害なかったし、次の地震はもう少しうまく対応できると思うので、
よい経験になったかなと思います。
3年前の3月。地震直前の阿蘇で朝早くジュリアンと遊んだっけ。
遠くにいても、呼ばれたら走ってくるジュリアンが可愛くて。
地震のときは各方面からのご支援、ありがとうございました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。